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「すべての教育は「洗脳」である ~21世紀の脱・学校論」

ホリエモンの教育論

●評価

全体評価:4
(1,2,3-,3,3+,4,5の7段階評価)

内容:4

読みやすさ:4

コメント:ホリエモンの教育論。伝統的な学校教育をバッサバッサ切りまくる著作。これからの未来を生きる子ども達の教育のために、一読しておきたい。

(2017年発行、堀江貴文、光文社新書)

・本を読んで取り入れたいと思ったアクション

学びの本質は没頭。学びは受動的でなく、能動的。

 

・本のポイント

(太字は私が勝手に引いた強調)

・学校教育エリートは洗脳に慣れた人。教育は元来国民を養成するためのものだったが、国民国家はフィクションで力がなくなり、国民を養成する必要はない。国が命より大事というストーリーはもう説得力がない。国民もフィクション。国定教科書は欧米はなしで、それがあるのは中韓ロシアキューバトルコなど。

・インターネットで国境がなくなった。ネットがつながってることが大事。場所の意義が失われたら、都道府県も国民国家もファンタジー。人類の進化は人間がフィクションを作り、大勢で共有する能力があったからだが、その分たくさんの人も死んできた。

GLの違いは価値観。Lは仲間の絆を重んじて、上下社会。Gは所有からの解放、アクセスをより重視。アクセスから得られる楽しみを求める。インターネットで所有の価値が下がった。どれだけ持っているかから、どれだけアクセスできるか。所有のためにやりたくないことをやる時代は終わり。

幸せの指標は感情のシェア。金やモノの価値が少なくなる世界では、誰にどれだけ支持共感されているかが大切。やりたいことのためにどれだけ本気になれるか。没頭する対象なんて、いくらでも見つかる。もう出会ってる。こんなのできない、というブレーキは学校のせい。学びの本質は没頭。学びは受動的でなく、能動的。

・子どもにあれはダメこれはダメと禁止シャワーを浴びせ続けると洗脳された凡人になる。

・必要なのはコツコツ貯金ではなく、知恵を使うこと。自己投資と呼んで英会話や資格やセミナー行くのは、おいしいリンゴを作る競争と同じ。差別化しろ。使うべきは時間でも労力でもない、頭。3つのタグでレア人材になる。レアはこの人でなければ困る、という人。必ずしもそれぞれのタグに10000時間かけなくても、良い。よいタグの切り口こそがパワー。資格や経験から、タグを決めない。好きなことから考える。時価総額の低いタグは選ぶな。弁護士や東大などのタグは価値が暴落中。

 

●感想あれこれ

オールBより専門バカと言われる位の専門家を目指せ。

こうして実はわかっているけど、子どもにそうは言えない大人に、直球を投げてくるような本だ。

とにかく没頭すること、とにかくやってみろ、という主張は大いに共感できる。さらにそれができない理由が、これまでの学校教育による洗脳であり、会社も洗脳機関とし、会社を辞められるわけがないのは嘘と、切りまくるのが堀江節。

自分の頭で考えることは大切だとどの教育本にも書いてあるが、それを本当に考えさせ、とにかく行動することを一生懸命促してくれる本。

最後に今後の日本社会を考える枠組みで、GとL人材の議論は必読なので、もしGL?と思った方はこの本は大変オススメ。(教育本ではないが)

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