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「世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45」

地方公立からハーバード大学に娘を入れたお母さんの教育習慣

●評価

全体評価:3
(1,2,3-,3,3+,4,5の7段階評価)

内容:3

読みやすさ:3

コメント:娘を大分県の公立高校からハーバード大学に入れた「世界に通用する一流の育て方」著者である猛烈教育ママの教育習慣。

(2017年発行、廣津留真理、幻冬舎)

・本を読んで取り入れたいと思ったアクション

特になし

 

・本のポイント

(太字は私が勝手に引いた強調)

・リビングのベストポジションに本棚を置く

・勉強以外の勉強を学ばせる

・宿題も問題集も解かずにまずは丸暗記して、時間を有効活用

 

●感想あれこれ

娘を地方公立高校からハーバードに入れた、猛烈教育ママの著作。まあまずツッコミたくなるのは、ベストな習慣だけで45ってどんなやねん!と。もちろん、世界トップ1%なら当然なんでしょうが。

ハーバードに娘さんが行ったということで世界のトップ1%、というアグレッシブなタイトル。「5教科偏差値にこだわり国内有名大学や医学部を目指すのは化石化した教育」、「グローバル水準に照らすと日本の大学の大半は高等教育機関として機能していない」、と日本の大学はバッサリ切り捨て。ハーバードこそ世界トップという気持ちが溢れ、もはやこの人にはハーバードしか見えていない。著者は外国生活はないということだが、本からは圧倒的なアメリカに対する憧れが全開で、面白過ぎる本。

大学受験をすると、手段と目的を混同させがちだ。いい大学に入ることは人生の目的ではなく手段だ。大学受験を控えた時期に、こういう本を読んでしまえば、東大でもハーバードでも、著者のように「いい大学名信仰」にどっぷり侵されてしまうだろう。こういう本を読むと、自分がその大学で勉強する訳ではない、親の方が大学名信仰してしまうのではないか、という気になる。読む人によってはその点は気をつけるべきだが、自分とは考え方が違うと思う人こそ、気づきは多いかもしれない。

具体的な勉強方法や習慣については、色々書いてあるのでこんなやり方もありかと、参考になるかもしれない。高校までにやっておくto doリストとか、子どもが日々やることはto doリストで管理するとか、ハーバードに向けて彼女の考える「世界トップ1%」への道は猛烈だ。「私は自分の子どもを東大/ハーバードに行かせた」系の鼻息が荒い教育本の多くは、もはやエンタテイメントとしてみれるならば面白い。

実際、こうしたツッコミをせずに読めるならば、考える力を育てるとか、ボランティアをしろとか、言っていることは個人的に賛成できることも多い。ただその主張に際して、ハーバードに受かるのに必要だから、という発想になっていることが残念。ハーバードに入るためにボランティアや課外活動、リーダーシップ体験をする訳ではないでしょう。これも目的と手段が逆。

こうして感想を書くと、ツッコミだらけで批判しているようだが、賛成できることも気づきもあるし、決して内容が悪い訳ではない。暇と興味があれば、猛烈母さんの教育本に目を通すのもいいだろう。

アリヴェデルチッ!

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