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「子育ては心理学でラクになる」

メンタリストDaigoによる教育本。

●評価

全体評価:
1,2,3-,3,3+,4,57段階評価

内容:

読みやすさ:

コメント:心構えから、具体的な方法論まで読みやすく書いてある。子どもに求めるならば、親自身が変わる必要、努力する必要があるとハッキリ書かれていることが共感できる。

(2015年発行、Daigo著、主婦と生活社出版)

●本を読んで私が取り入れたいと思ったアクション

・子どもに求めることを親ができていないならば、まず親が変わる

親がイライラしない。子どもを命令・支配しない。

 

●ポイント

親がイライラしない、命令・支配しない

乳幼児期をイライラした家族に囲まれて過ごすと、実年齢より若くふるまい、成長してから問題を起こすようになる。子どもにできるだけイライラしない。

高圧的に従わせない、支配しない。子どもが聴いてくれるような言い方、導き方を。「●●するな!」と言わない「~しなさい」「~すべき」という命令形を使わない。余計やる気がなくなる。

・まず親自身が変わる。

子どもに意志力を持て!と言っても、変わらない。人は変わらない。親自身がまず変わる。意志力を持って、何かを始めること。「やると決めたことをやり通す力=意志力」もミラーニューロンで感染する。周りの人の考え方、行動、環境、友人に影響を受ける。

・意志力

マシュマロテストで我慢した子どもは将来的に成功しやすい。誘惑に負けず、自分で決めたことを「やりたくないけど、やる」「やりたいけど、やらない」という意志力を鍛える。親が意志力を鍛え、誘惑に負けないようにするために、まず自分がどういう時に衝動や誘惑に負けてしまうのか自己理解をして、その後下記を行う。

目標は少なく絞る
他分野でたくさんの目標があると、どれも中途半端に終わる。気が散ると意志力が散漫になる。
意志力は有限なので、集中した後や、何かを我慢した後に弱くなる。

<GI値の低いものを食べる>
炭水化物が消化され、糖に変化する早さを相対的に表したものをGI値(グリセミック指数)といい、GI値が高いものは血中のグルコース濃度を急激にあげた後に、急降下させる。血糖値が乱高下すると、体は素早く糖質を補給しようとして、甘いものに手を伸ばすという悪循環がおこり、ウィルパワーも低下。ウィルパワーを一定にキープするために、GI値の低い食べ物を積極的にとること。朝ごはんはグラノラやコーンフレーク、シリアル、スムージー、フルーツ、玄米おにぎりはおすすめ。菓子パンはダメ。

GI値の低いもの:玄米、そば、レタスなどの葉物野菜。きのこ類、大根、かぶなどの白い根菜。ナッツ類、生の果物、チーズなどの乳製品、魚、肉、はちみつ、オリーブオイルなど体に良いといわれる油類。

GI値が高いもの:白米、ぱん、じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、小麦粉や砂糖を使った菓子類(ケーキ、クッキーパンケーキ、チョコレート、生クリーム)

<その他>
きちんと睡眠。22時から24時までに眠りにつく 目覚めたらカーテンをあけて、朝日を浴びる。22-2時に熟睡する。

背筋を伸ばす。うつむかない。

正確な文章で話して、否定語を極力使わない

瞑想1回3分 じっと座って、7秒かけて息を吸い、7秒ではく。

・子どもの意志力を鍛える

子どもの悪習慣は自分で修正させる。命令や説教、怒鳴りつけをしない。まずは取り巻く環境を変える。

子どもが頑張って自分の力を試そうとしている時は、親も頑張って手を出さない。黙って、だけどしっかり見守ること。

自分で決断させる。選べない子どもに全て親が選ばない。自分で選び、決める習慣を身につける。

勉強環境を変える。広くて大きな机。本棚は注意がひかれるので、目に入らないところに。ブルーのカーテンで集中力アップ。壁の色はオフホワイトがベスト。自分の姿見える鏡、誘惑にまけないとりあえずしまうボックス、ポストイットでto do管理、アラーム、カレンダーに見えるかした長期目標達成のシール

・子どもとの対話

普段から子どもの話をよく聞いて、愛を伝える。親子対話となばかりのお説教をしない。言葉と行動で大切に思っていることを伝える。

NGフレーズは、
「後にしてくれる?」子どもの様子を見て、深刻な内容ならば、「ごはんが終わったら聞かせて」「待ってて」など付け加える。
「~しなさい」「当然~」問答無用!というコミュニケーションをとり続けると、子どもは思考停止になる

使いたいフレーズは
「どうしたの?」「なぜ?」問い詰めるように使うのではなく、わからないことを教えてもらうトーンでシンプルに使う。「わかるよ」「そうだね」の共感。何か子どもがしでかしたことを、瞬間的に怒らず「そうだね、●がしたっかたんだね。なぜ、そんなことをしたの?」と、気持ちはわかるが、やってしまったことは間違いだと伝える。正しい気持ちでやる行為は全て正しい訳ではないことを教える。「すごいね」「ありがとう」「ごめんなさい」

・色々やってみたい!に応える。

様々な体験をさせる。全ての挑戦は勢いよく始め、壁にぶつかり、苦しみ、乗り越えるが1セット。習い事は3回やめたいと言ったら、やめさせるなど。基本は、興味を持たせる→選択で、得意なものを伸ばす。子どもに自分自身を言葉で表現させて、書き出した言葉を親子で3つに絞り、興味のあることを絞っていく。

 

●感想あれこれ

私はGI値が高い食べ物だけで、できている模様。

メンタリスト・ダイゴの言葉ではウィルパワーとか意志力という言葉で表現されている、「誘惑に負けず、自分で決めたことをやり遂げる、自分の望みを見失わず、それに向けて実践できる力」が大事という点は、多くの教育本と共通するものであり、共感。

大枠から具体論まで満載だが、読みやすい。メンタリストは教育本まで書けてしまうのだね。

 

アリヴェデルチッ!

 

 


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