恐ろしいMERSとその予防

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MERS(マーズ)が韓国で広がっている。

日本と韓国の近さ、日韓で行き来している人間を考えると、これは対岸の火事ではないだろう。

MERS、中東呼吸器症候群、の怖いところは致死率が高く、明確な治療法がわからないことだ。

12モンキーズ

厚生労働省のMERS関連のウェブサイトを見ると、下記が特徴だろう。

MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一つであるとされています。その一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。

海外の感染予防対策の実施が不十分な医療機関等においては、患者から医療従事者や他の患者に感染(二次感染)した例が報告されています。ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染すること(持続的なヒト-ヒト感染)はありません。

TVなどの報道によると飛沫感染が、感染経路のようだ。

韓国では既にマスクなどが売り切れで手に入らないらしい。

日本の薬局ではまだまだ売っていたので、早速マスクを大量購入してきた。

マスクが売り切れになるような、恐ろしい事態にならないことを祈るばかりだ。

 

最近家で映画やドラマを見ることに凝っている私は、dTVに飽きたらず、Huluで12モンキーズにハマっている。

マスクを買ってしまったのも、12モンキーズの副作用なのかもしれない。

この12Monkeys、簡単に言うとウイルスによって滅びゆく世界に、どう向き合うかという話だ。

エンタテイメントとしては面白いのだが、リアルに考えると恐ろしい話だ。

 

歴史を紐解くと、人間の歴史はウイルスや病原菌との戦いだ。

中世ヨーロッパでペストが大流行した時、その人口の1/3から2/3が死んだとされる。

どうやら人類を滅亡の危機に追いやるのは、戦争ではなく、ウイルスや病原菌の方が、可能性は高そうだ。

 

有名な本だが、この「銃・病原菌・鉄」は面白い。

人類の歴史上に、重要な役割を果たしたものは何か。

何か文明が栄える地域と、そうでない地域を分けたのか。

この辺は、読み物として非常に面白い。

そういえば、池上彰さんの本にも、ウイルスの恐ろしさや歴史についての章があって、面白かった。

 

抗体のある人間だけが生き残り、そうでない人間は死滅する。

恐ろしくも、現実に今まで起きた歴史でもある。

 

12モンキーやこうしたウイルスの歴史本を読んで、刺激を受けているだけなのかもしれない。

今日からマスクをして、外出をするつもりだ。

 

アリヴェデルチッ!